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2011年6月13日 (月)

ブルガリアの笛 カヴァル  le kaval

先週、学校で、珍しいマスタークラスがありました。

ブルガリアの笛、KAVAL (カヴァル)
 


 
学校は現在実技テストまっ最中!にて受講者とっても少なくて、

友達と一緒に先生を独占状態。

ラッキ〜smile

 
今回、初めてKavalを聞いたのですが、
 
吹かれる音色は、素朴な木の音色。

吹き方によっては尺八のようでもあり、、旋律の揺れ具合もどこかなつかしく、

とても親近感を覚えました。。。

そして、ナイやネイもこのカヴァルの仲間だとか。

(この前までやってた現代曲に「ナイのように」という指示があって
楽器を調べてたので、更に勝手に親近感lovely

 

楽器には、フルート・トラヴェルソやリコーダーのように指穴があいていますが、

違うのは、なんといってもナナメ吹き。

音階は全音ではなくて、半音!

半音と言っても、平均率とはもちろん違います。

 
指穴は、指を伸ばして第2関節あたりで塞ぎ、

指をふるわせる事でヴォブラートをかけるそうです。

(息でかける事もあるそうですが、基本は指なんだそうです。)

なので細かなトリルは、半音になるか、1/4音。。

 
先生曰く、

『人によってトリルの入れ方が違うし、
もし楽譜に書いたが楽譜が♪で真っ黒になるから、書けないのよ。。』

と。。尺八と同じですね。
 

そしてタンギングもしない。

フレーズの最後はおさめずにぶっきらぼうに切って、他の音を入れる。

(これらも尺八みたい。。)

音を区切るのは全て「指」なんだそうです。
 
 
びっくりしたのは、

カヴァルを吹きながら循環呼吸をするときは、ほっぺたに息をためるのでなく、

なんと『喉』でかける事!
 
何度もやっていただいたのですが、

私には一体どうやったらそんな事ができるのか

全く分からずじまい。wobbly
 


楽器も試させてもらいましたが、全員分の楽器はないので、

途中からはフルートでイミテーション。

フルートの頭部管とって、

ナナメに吹くと音が鳴るってこと、皆さんご存知でした!?smile

(その昔、とある曲でその奏法があって、私は必死に練習したんですっdash

でも、先生が吹くと本当に違う楽器のような音がしてビックリ〜っbearing

 
 

他にも、

ブルガリアの歌を歌ったり、踊りを踊ったり。。
 
もともとダンスの音楽だからだと思いますが、

ブルガリアでは5拍子が複雑に入り組んだようなリズムが沢山あるらしく、

その5拍子の組み合わせにもいろんな周期があるそうで…
 

たとえば、

12,12,12,123,
12,12,12,123,
12,12,12,12,12,123,
12,12,12,123,12,12

これを♪=240くらいかそれ以上のテンポで演奏。。

(ちょっと文字で書くと分かりにくいですが、
3拍子になるところで、踊りにアクションが入る訳です。)

 

『せっかくだから1曲覚えて帰ってね。』っとの先生の提案で、

記憶力大会開始〜っ 


先生がお手本を演奏して、

直後に私達はフルート(普通に組み立てた状態)でイミテーション。
 

聞いてるとリズムが複雑で頭がシャッフルされる感じで心地いいのに、

覚えるとなると一苦労。。wobbly wobbly

やっと、慣れたと思ったら、

先生は一回毎にトリルの入れ方変わってくし…coldsweats02

(もちろん、その方が自然なのは分かるんですけど。。)


 

最後は、カヴァルにちなんだ映像を見せてもらいました。

イラクでは、同じ笛の吹き口を縦に口の中に入れて、歯を使って吹いている映像や、

カヴァルを吹きながら、羊ariesと話しかける羊飼いの映像。

おじさんがカヴァルを吹き、なにかうなるような声をあげると、

羊が寄って来たりその場で座り込んだりする光景は、

まさに「蛇遣い」ならぬ、「羊遣い」のようでした。
 
 

aries aries aries aries aries aries aries aries aries aries


 


マスタークラスをして下さったIsabelle Courroy先生のHPはこちら

音源等も沢山聞けますよ〜music

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♪音楽・フルート」カテゴリの記事

コメント

カヴァルのこと、少し調べていました。
クラスの内容がよくわかって、読んでいても面白く、内容も興味深く、先生のHPものぞかせていただきましたが、女性の、カヴァル吹きなんですね。それで、フランス人。

日本の音楽大学でも、フルートの人たちが龍笛のクラスがあったりすると、聞いたことがありますが、大事なことだと思いました。

ヨーロッパは、国が違っても、自国の笛にこだわるとかは、意識としては、どうなんでしょう?

ありがとうございました。

 ***

コメントありがとうございました。
私のつたない文章で、何か参考になる事があったなら嬉しいです。
コメントをいただいて、久しぶりにkaval の授業を思い出しました。
世界のいろんな音楽・文化を知るのはとても面白く、また自分の国のそれとを比べるとてもいいきっかけだと思います。文化、言語、生活習慣など、その人が過ごしてきた時間のすべてがその人の人間形成につながっている気がします。

そうですね、入り口やきっかけは違えども、なんらかの時点で自国の文化を知る・見直す・感じ直す・考え直す事はとても大事な事だと思います。

私はフルートがきっかけでフランスで勉強させてもらう機会をもらいましたが、こちらでの生活がきっかけで、日本の文化、生き方、考え方、いろんな事を考え直すきっかけをもらえています。
他を知る事で今まで見えていても気付かなかったものに気付かされる事もあり、本当に貴重な体験をさせてもらっています。

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